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精油の基礎

アロマセラピーで必要不可欠な精油。 だけど精油ってどうするの?って方、必見ですよぅ↓

 

★精油の抽出方法

●蒸留法

精油を抽出する主要な方法です。 蒸留法でも「水蒸気蒸留法」と「直接蒸留法」があります。

水蒸気蒸留法は、蒸し器のような釜に、精油の原料である植物を入れて火を炊いて蒸気を発生させることで、香りのエッセンスを蒸気内に放出します。 その蒸気をパイプに集めて冷却することによって、水蒸気を液体へと変化させます。 この液体をためておくと、精油は水より軽いので精油と蒸留水が分離します。 
精油によって蒸気の圧力・温度・所要時間が違うので、うまく蒸留するには長年の経験が必要です。 また短時間で高圧・高温で蒸留するとたくさん採れますが品質が劣ります。 なので、上質の精油を作りたいのならば、ゆっくりと進める必要があります。

直接蒸留法は、基本的には水蒸気蒸留法と大差はありませんが、植物を蒸さずに直接水の中で沸騰させて蒸留します。

 

●アンフルラージュ(冷侵法)

ローズ・ジャスミン等の花からすごく高品質な精油を得ることができます。 しかし、手間がかかりコストが高く、精油の値段も高価になります。 現在では行われていません。

冷侵法は、動物性脂肪や植物油を塗ったトレイやガラス板に、脂を櫛目に縦横に入れます。 そして、箱に花を敷き詰め、その上にガラス板を花と油をつき合わせるように、ある程度距離をおいてかぶせます。 これを何回も繰り返して何段にも重ねていきます。

3~6日かけて、脂に香りが十分吸収されたら、しおれた花を新しい花に取り替えてジャスミンなら約3週間繰り返します。
香りがいっぱいになった脂(ポマード)をアルコールに混ぜて約1日間撹拌し、アルコールに香りを移します。 このアルコールを真空下で蒸発させて精油を抽出します。

 

●有機溶剤法

薬剤を用いる比較的新しいものです。 ただ、有機溶剤は毒性が強いので、必ずアレルギーテストを行ってから用いてください。

円柱形の大きな釜に10cm厚さに植物を重ね、メッシュの中蓋をのせ、それを繰り返して釜いっぱいに入れます。 その中に熱された石油エーテル等を入れて香りを移します。(赤黄土色の液体になります) この液体から水分を蒸発させると固形ワックス状になります。(コンクリートといいます) このコンクリートをアルコールで香気成分を抽出すると精油ができます。

 

●圧搾法

レモン・オレンジ等の柑橘類の精油の抽出方法です。 最近では機械で圧搾するのがもっぱらですが、最上の精油は手搾りです。 ただ、熱を加えて抽出しないのですぐに変質してしまいます。

柑橘類の精油は果皮に含まれています。 手で採る方法として、剥いた果皮を手で圧搾し、搾り出した汁を海綿に染み込ませる「海綿法」か針を刺した樽の中に果実を転がしたり、おろしがねで擦ることによって果皮を傷つけて汁を採る「エキュエル法」になります。 

 

★精油の作用

●鎮静作用

心身をリラックスさせる作用で、精油に含まれる化学物質ではエステル類・セスキテルペン類に鎮静効果があります。

イランイラン、カモミール・ローマン、サンダルウッド、スイートマージョラム、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダーなど

●鎮痛作用

麻酔のような作用だけでなく、炎症を和らげて痛みをとる、血行を良くして痛みをとる…などいろんな作用があります。
カモミール・ローマン、ユーカリ、ラベンダー、ペパーミント、グローブなど

●消化と食欲増進

胃腸の消化活動を高めたり、食欲を増進させます。 柑橘類の精油には消化器官の活性化に効果があります。 また、香辛料として利用されているものもあります。
オレンジスイート、グレープフルーツ、ベルガモット、レモングラス、コリアンダー、フェンネル、キャラウェイなど

●ホルモン調節作用

精油の香りが大脳辺縁系を通してホルモン分泌をコントロールする視床下部に伝わるルート、または精油の成分とホルモンの構造が似ていることで作用するものです。
クラリセージ、ゼラニウムなど

●去痰作用

痰を溶かして排出させやすくする作用で、ケトン類、ラクトン類、オキサイド類といった化学成分を含む精油にその効果があります。
ユーカリなど

●皮膚への作用

スキンケアに役立つ作用で、皮膚を引き締める「収れん作用」と皮膚に潤いを与える「保湿作用」があります。
イランイラン、サンダルウッド、ジュニパー、フランキンセンス、ローズオットー、ローズマリーなど

●細菌やウイルスに対する作用

「殺菌作用」や菌の増殖を抑える「抗菌作用」、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス作用」などで、フェノール類、アルコール類を含む精油にはこういう作用があります。
ティートリー、フランキンセンス、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモンなど

他にも「刺激作用」「強壮作用」「利尿作用」などたくさんの作用がありますよ♪

 

★精油の取り扱い注意

●精油は引火する危険性があります。 使用する時は周囲の火気に注意しましょう。 また、保管の際も直接日光や火気の       近くに保管しないようにしましょう。

●保存する容器は色のついた遮光ビンに保存しましょう。

●お子さんの手に届かないところに保管しましょう。

●空気に触れると劣化が早くなります。 必ずキャップを閉め、開封後一年以内に使いましょう。 柑橘類の精油は半年が目安です。

●精油を直接肌につけてはいけません。 必ずキャリアオイルや精製水等で希釈したものを使用してください。

●精油を飲用してはいけません。 誤って飲んだ場合は多量の水ですすぎ、飲み込んだ分は無理に吐かせずに、すぐに医師の診断を受けてください。

●目や唇、肛門などの粘膜部分、傷口部分には使用しないでください。

●はじめて使用する精油は10倍に薄めて、パッチテストを行ってください。

●治療中の方、持病のある方、アレルギーなどの持病で薬を飲んでいる方は、医師に相談してから行いましょう。

●妊娠中の方、授乳中の方は絶対に通経作用のある精油などを使用しないでください。

●乳幼児のいる場所では十分に注意し、芳香浴等香りを楽しむ程度にしましょう。

他にも精油にはたくさんの注意事項があります。必ず安全に使用しましょうね!